目次(クリックで展開)
Photoshopからのスタート
前投稿の「Affinity Designerはillustratorの代わりになるか?」で説明させていただいた通り多趣味おじさんはPhotoshopCS3からのスタートで会社を変わってからはGIMPを使っていたのですがGIMPは会社のちょっと古いPCではかなり重くて、またPhotoshopとはかなりUIが違いましたのでちょっと嫌になっていました。ところがその時にカメラ熱が悪化して写真はRAW※で撮るようになりましたが、CANON(メインカメラ)とSONY(サブカメラ)があり、RAWを現像するソフトが2種類となり、1本で済むAdobe Lightroomという現像ソフトを使いたくなりました。AdobeはCreative CloudのPhoto Planという月額1078円でLightroomとPhotoshopを使える、いわゆる撒き餌ソフトを出しています。2本で月額1078円はadobeとしては破格なので思わす契約して今に至ります。実はlightroomだけでも良かったのですが、lightroom単品で契約するより安いという、なんともすごく美味しそうな撒き餌です。最近はコロナの影響でカメラ熱も下がってきてlightroomの出動率よりPhotoshopでブログのサムネなんかを作る機会が増えてきました。
※RAWとは?
一般的にデジカメの写真データはJPEGという画像の形式で保存されるのですがJPEGはある程度データを間引いて容量が少なくなるようにされています。RAWはそのデータを間引く前の「イメージセンサー」から得られた情報をそのまま保存した形式(RAWは「生」という意味です)でjpeg画像より数十倍大きく私のメインカメラでは1枚30MBになるときがあります。そのままでは見る事が出来ないので「現像」と呼ばれる処理をソフトで行いjpegに変換するのです。どうせjpegにするのに無駄じゃない?と思われるでしょうが、1枚の写真に入っている情報量がjpegの数十倍ですので写真の明るさや色味などを補正出来る幅も広がりますのでプロ~アマ中級者ではRAWで写真を撮る事が多いです。
Photoshopで満足しているのにAffinity Photo購入
Affinity Photoを購入したのはAffinity Designerを購入した半年以上後になります。たまたまAffiniy製品の半額セールをやっていた事もあり、もし将来的にAffinityがLightroom調のソフトを出してくれたらAdobe蟻地獄から抜け出せるかもとも思っての購入でした。写真1枚づつの現像はAffinityPhotoでも出来るのはわかっているのですが、Lightroomのように全体をまとめて見ながら修正や管理をしたいのです。あと自動補正機能も欲しいです。
両方のソフトで切り抜き試験をしてみる
せっかく最新版が2つあるのでよく使う切り抜きを同じ作業をして比べてみることにします。
なるべく切り抜きが難しそうな画像を自分の撮った写真から選びました。元画像はこれです。なお、ブログにアップロードした時点で写真画質は劣化しています。

ルール
・RAWのまま読み込み未調整のまま編集する
・出来るだけ同じ方法で切り抜き
・バックを黒にしてjpeg最高画質で出力
・最大に拡大して比較する。
Photoshop
①必要部分を選択 ②不要部分を切り取り ③「選択範囲」→「選択とマスク」 ④「クイック選択ツール」で粗選択 ⑤「境界線調整ブラシツール」でゴシゴシ ⑥出力先を「レイヤーマスク」にして「OK」 ⑦レイヤー追加して黒で塗りつぶし
Affinity Photo
①必要部分を選択 ②不要部分を切り取り ③選択ブラシツールで粗選択 ④調整ボタン ⑤そのままゴシゴシして微調整 ⑥「新規レイヤー」を選択して「適用」 ⑦レイヤー追加して黒で塗りつぶし


見た目はほとんど同じでした。手順もそれほど変わりません。拡大するとAffinity Photoの方がボケて見えますがjpeg変換時の仕様の違いによるものかもしれません。
最後に
やはりAdobe Photoshopはプロの写真家・WEB制作・イラストレーター必須の道具ですが価格が比較的安いのでアマチュアの方でも便利に使えます。多趣味おじさんはAffinityがLightroomぽいソフトを作ってくれたらAffinityPhotoに完全に乗り換えるかもしれませんが、現状ではPhotoshopの方が慣れているのとLightroomが手放せないのでこのまま使って行く事になりそうです。