目次(クリックで展開)
おかえりなさいMSFS!
2007年に発売された前作のMicrosoft Flight Simulator X(以降FSXと略します)。以前FSXの開発グループが解散したと聞いていたのでもう二度とMicrosoft Flight Simulatorにはお目にかかれないと思っていたましたが、なんと13年ぶりに超ド級の技術を引っ提げて帰ってきてくれました。昨年(2020年)このニュースを見た時は嬉しくて思わず「うぉ!やった!」と声が出ました。
FSXは本当によく遊ばせてくれました。アドオンやシーナリーを買ったり無償のものを使わせていただいたり。FSXの思い出を書き出すと長くなりますので機会があれば別記事で書かせていただきますが、残念ながら遊んだ時間が長かった割には飛行技術と知識は全く上達していなかったようです。
Microsoft Flight Simulator 2020の特徴
- 4K・HDR/最高60フレームの高画質
- 衛星写真・航空写真・Bing MapをAIが解析して地形・建物・樹木などの3Dオブジェクトを作成
- 名所・有名な建築物・ランドマークなどは手作業により精工に作成
- 気候や天気を自在にシュミレート。またリアルタイムなライブ天候を反映
- バージョンアップでVRヘッドセットに対応しました。
本当に景色は素晴らしいと思います。山の木々もリアルですし、FSXの頃から比べたら最初からこのクォリティでプレイできるのはすごいです。
ただ、残念な点もあります。
- 東京・大阪・横浜などの都会はランドマークや有名な建物が多いので手作りオブジェクトが多く見栄えがするのですが、名所旧跡などが無い田舎に住んでる人にはあまり恩恵がありません。また高い建物があってもある程度の高さでカットされています。
- 2021年1月現在でまだ英語バージョンのみでしたが、なんと2月のアップデートで日本語対応していただけるらしいです。どこまで日本語化してもらえるのかはわかりませんが、とりあえず字幕だけでも日本語化していただいたらチュートリアルするのが楽しくなりそうです。
- 旅客機などにまだバグがあるらしいのですが、正直私にはそこまで突っ込んだ操作が出来ないので、どこがバグなのかよくわかりません。ただFSXの時に比べてIFRでのオートパイロットがうまく行かない事が多かったです。
インストールと初期設定
一晩かかってインストール
発売日(2020年8月)に購入して即インストールしましたが、ダウンロードとインストールにすごい時間かかりました。一晩かかったと記憶しています。ただ2020年1月に何故か2回目起動しない事がありましたので再インストールを行いましたが、その時も一晩かかりました。
ジョイスティック設定。
以前FSXの時に使っていたSaitekの「Cyborg Evo Force」を引っ張り出してきて接続してみました。ドライバも入れて認識したので故障はしていないようですが、Microsoft Flight Simulator側に初期設定のプロファイルがありませんでした。当時は結構人気機種だったんですけどいささか古すぎたようです。仕方ないのでボタン1個づつ設定していきます。てか設定箇所多くて驚きました。英語だしよくわからないけど設定もよく出来ているのでなんとかなりました。私の設定内容を載せようとも思ったのですが、もうきっとこんなジョイスティック持っている人も少ないだろうし、もし要望が有れば載せることにします。
モーター2個でセンター位置に戻すタイプです。モーターは動いているように見えますが力が弱くて戻り切れていない感じです。またフォースフィードバックが付いていましたが、もう動作していないようです。
とりあえず観光!
初心者の方ならまず、チュートリアルで飛行機に慣れて、それから住んでる周りの観光などを小型機で、ちょっと離れたところは小型ジェットで。最終的には旅客機の操縦とだんだんステップアップするのが良いと思います。
私もチュートリアルからスタートしたのですが、「英語だし指示されてる内容がよくわからん!」となりいきなり観光に出発することにしました。
関西人ですので、観光は軽飛行機なら八尾飛行場か大阪国際空港(伊丹空港)から出発します。
問題発生。まっすぐ飛べません。
滑走路からのスタートでしたが、走り出すといきなり右に曲がって滑走路から外れます。なんとかジョイスティックひねりラダーで蛇行しながら離陸しましたが、離陸してもまっすぐ飛べず、スティックがセンター位置でも右下に落ちて行きます。なんか経年劣化でジョイスティックのセンターが正しく取れないようです。一旦飛行を中断してジョイスティックの誤差がデッドエリアに収まるように調整します。
左からロール・2番目はピッチ・3番目はスラストレバー・4番目はヨーです。やはり誤差が20%弱あります。この設定で我慢して飛んだりゲームパッドで飛んでみたりしたのですが、ゲームパッドはどうもシミュレーターよりゲームをしているという感覚があり断念。Saitekは使えないことはないんですが、起動時にスラストが50%の状態で起動するなど、どうも動作があやしいので新しいものが欲しくなり下の写真の「Thrustmaster TCA Sidestick Airbus Edition」をポチりました。しかし品薄で入荷予定も決まっていません。いや本当は両手で握るタイプとか欲しいのですがPCをフライトシミュレーター以外の事に使う方が多いので、かさばる操縦桿は残念ながら置けません。ただ同じシリーズのスラストレバー(右の写真)はちょっと欲しくなっているんですけどね。
上記リンクは私が注文したAmazon直販売のものでまだ予約中で入荷予定もわかりません。なお、Amazon以外の業者さんで比較的良心的な価格で入荷が近いものがありますので急がれる方はそちらも検討されると良いと思います。
京都の風景
デフォルト状態の京都
コロナで観光客が激減した京都ですが、それでも外国人に人気のあった観光地です。ところがMSFS2020ではあまり力を入れてもらえてません。まぁ寺社仏閣は有名ランドマークと比べたら小さい上に複雑で作りにくいでしょうから仕方ないかもしれません。
赤い屋根のビル上に京都タワーがありません。また京都駅もAIで作られた質素なものです。FSXに比べたらものすごい進化なのですが、それでもちょっと寂しいです。
おそらく清水寺近辺です。座標で飛んだのですがそれらしい形も無いので自信がありません。
金閣寺です。ギリギリ金閣寺です。金色じゃないけど、京都タワーのように無いよりマシです。
Shige様のシーナリーを入れてみた。
これでは寂しいので何かないかと探しているとMicrosoft Flight Simulator 日本語 WikiでFSX時代のシーナリーでお世話になったShige様がFS2020用に作り直されていた事を知り、さっそく入れてみました。Shige様のHPはこちらになります。Shige様ありがとうございます。
京都タワーも京都駅も本物そっくりになりました。よく見ると周りのビルも作られており、その当時あった中信の看板(現在はありません)もあります。京都タワーの横は現在ヨドバシカメラなのですが、このシーナリーが作られた時代にはまだヨドバシカメラはありませんでした。
清水寺です。少々屋根が白いように思いましたが調べると本物は檜の皮で屋根が作られているようですね。京都に長い期間住んでいたのに知りませんでした。
金閣寺です。ちゃんと金色です。ご存じの通り屋根には金色の鳳凰がいるのですがそれもちゃんと再現されています。
Shigeさんのサイトでは京都だけでなく、東京・大阪・名古屋なども作られておられますのでFS2020をお持ちの方はお試しください。
AIで建物作るって本当にすごいなと思います。
いや、AIで建物作ってくれるって本当にすごいです。FSXからしたらとんでもない進歩です。でもちょっと日本の名所旧跡などは「これじゃない感」がどうしてもあります。下のSSは京都御所です。どうしても洋館っぽくなってしまっていて塀がお城の城壁っぽく見えます。形のトレースは結構上手に出来ているんですけどね。
下がGoogle Earthでほぼ同じ位の位置から見た京都御所です。Google Eathってしばらくぶりに起動しましたが、すごい進化していますね。3Dがそっくりに作られていてびっくりしました。
下の図は有名な伏見稲荷大社です。飛行機の延長上が参道です。建物なんかは惜しいのですが、鳥居が無いのでわかりにくいです。千本鳥居はありませんでした。
ただ、富士山とか作られたオブジェクトは本当にすごいです。是非プレイしてみてください。
旅客機を飛ばすも失敗続き
どうも私はIFR(計器飛行)でうまく飛ばせません。ルートの作り方が悪いのか、基本の基本を知らないのです。素人の疑問が一杯です。
- 滑走路にLとRがあったらどっちを離陸に使うの?大型機が長い方?
- 風向きで着陸滑走路が変わるの?季節によって変えるって事?伊丹空港には昔写真を撮りに行った事があるので南から着陸進入していたので私はそのようにしています。
- FSXの時は離陸後旋回して高度を上げてオートパイロットとしていたのですがFS2020ではあまり上手に作れません。オートパイロットにすると次の経路が消えてクルクル旋回したりします。
- Youtubeってすごいですよね。昔本物のパイロットや、この人パイロットじゃないの?と思われる方がFS2020の解説をしてくれたりします。ただみなんさん「初心者向け」と言われてもほとんど初心者向けではないです。
- 昔買ったけど意味がわからなくて活用出来ていなかったイカロス出版の「出発進入経路マップ」を本棚から探してきて数年後に見ましたが、やはり昔わからない事は今もわかりませんでした。
今はもう中古でしか買えないようですね。今はインターネットでSID/STARとか検索できるのでしょうか?思い出しましたが昔はなんか別のソフト使ってルート作ってLEVEL-D767に読み込ませていたことを思い出しました。
- デフォルト機を出来るだけ現実に近づけるためのオープンソースプロジェクトでflybywireのA32NXという機体があるのですが、「これ入れたらうまく飛ばせるんじゃないの?」なんて素人の浅はかさで入れてみたのですが、すごすぎて素人は手を出したらダメなものでした。そっと封印しました。また会いましょうA32NX。実はFSXの時にLEVEL-D767という割と本格的な機体が好きで飛ばしていましたので、つい出来心でやってしまいました。反省しています。
フライトスティックが到着するまでに綺麗に飛べてILSで着陸できるようにちょっと色々勉強したいと思っています。
最後に
多趣味おじさんがあまりにも不甲斐なくてFlight Simulator2020の良さをアピール出来ていないことが残念なのですが、あまり日本人にはFlightSimulatorはなじみが無いような事をずっと言われてきました。
でも小さい時ってパイロットに憧れたりした人って多いと思います。かなりスペックの高いPCが必要ですのでゲーミングPCが必要ですが、是非このゲームいや、フライトシミュレーターを楽しんでみてください。
Youtubeなどを見ると本物のパイロットの方がプレイされていたり、この人プロじゃないの?って方も沢山おられますので参考にしてください。