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「インストール編」の続きです。
「XigmaNASでNAS構築2(インストール編)」の続きです。ここでは別のパソコンを使ってNASの最終設定を行います。
WEBブラウザ(Chrome/Edge/Firefox等)を起動してNAS構築2の最後でメモしておいたURL(http://xxx.xxx.xxx.xxx)を入力します。ログイン画面が出ればOKです。出なければインストール編の最小限の設定から見直してください。
ログインと初期画面
GUIでの初期ユーザー・パスワードを入力します。
user admin
pass xigmanas
初期画面です。NASの各種ステータスを見ることができます。
NTPサーバーの設定
NASはファイルのタイムスタンプで時間を見ることがありますので時計をしっかり合わせておくためにNTPを設定します。「システム」→「基本」に戻って2項目の「時間」で設定します。
タイムゾーンに「Asia/Tokyo」を選択し「特定のNTPサーバーを使用する」にチェックを入れて「NTPサーバー名」を入力します。設定が終わったら「保存」ボタンを押してください。
パスワードの変更
初期パスワードのままでは危険ですのでパスワードを変更することを推奨します。画面メニューの「システム」→「基本」を選んで下の小さいタブの「パスワード」を選択します。
現在のパスワードはxigmanas
新しいパスワードと確認を入力して「保存」ボタンを押します。
ハードディスクの設定
今のままではNASで使用出来るハードディスクが認識されていませんのでXigmaNASにハードディスクを認識させてデータが保存できるように設定します。
物理ハードディスクの追加
メニューの「ディスク」→「マネージメント」を選択します。
画面右側「Toolbox」の下にある「+」マークを押します。
ディスクでデータを保存するディスクを指定します。私の場合はada1 4.00TBです。「追加」ボタンを押します。
ミラーリングしますのでもう1台のハードディスクを追加します。
2台追加出来ましたので「変更の適用」ボタンを押して確定します。
ハードディスクのフォーマット
次にハードディスクのフォーマットを行います。小さい方の黒いタブから「HDD フォーマット」を選択します。なお、XigmaNASの元であるFreeBSDではZFSの方が推奨されているようなので、そのままZFSでフォーマットします。
ディスク2台にチェックを入れ「NEXT」ボタンを押します。
このように表示されればOKのようです。「OK」ボタンを押します。
ファイルシステムがZFS Storage Poolとなりました。
仮想デバイスの作成
仮想デバイスを作成します。上のメニューから「ディスク」→「ZFS」を選びます。
下の黒い2段のタブから上段「プール」下段「仮想デバイス」を選択し、右側の「+」を押します。
ディスク2つにチェックを入れて名前を設定して「MIRROR」を押します。別ウィンドウで確認が出るので「OK」を押します。
おそらく2つのハードディスクを仮想的にミラーにしているんだと思います。dev1と名前を付けましたがこの文を編集していて「vdev1」とすればよかったとちょっと後悔しましたが、そのまま行きます。
プールの作成
次にプールを作成します。プールって仮想デバイスの集合体のようなイメージを持っていますがよくわかってないです。上段「プール」下段「マネージメント」を選択します。
右側の「+」ボタンを押します。
仮想デバイス「dev1」にチェックを入れて名前を「pool1」として「追加」ボタンを押します。
「変更の適用」ボタンを押します。
これで容量等が表示され状態ONLINEとなりました。
データセットの作成
上段「データセット」下段「データセット」でデータセットを作成します。この辺からちょっと意味わかっていないですがデータセットって言葉プログラム組んでた頃を思い出しました。実際のデータが入る箱作るイメージなんでしょうか?
右側の「+」ボタンを押します。
名前に「dataset1」と付けます。プールは1つしかないので選択されていますので一番下の「追加」ボタンを押します。
これでデータを入れる箱は準備出来ました。やはりZFSはちょっとややこしかったですね。ソフトRAID1を作る方がかなり簡単だと思います。次はこの箱に対してSAMBAで共有設定を行います。
SAMBAで共有フォルダを作成
実際に他のPCからフォルダを共有できるようにSAMBAの設定を行います。メニュー変わりまして「サービス」→「SMB」をクリックします。
小タブの「共有」をクリックして右側の「+」を押します。
名前とコメントを入れます。(ここでは「share1」としました)
パスの所は「…」を押します。
/mnt/pool1/dataset1とたどって行き、「OK」を押します。
Macを持っている方はAFPも有効にしておきます。
「DOS Charset」を「CP932(日本語 Shift-JIS)」に変更して最後に一番下のボタンで「有効」にします。(これを忘れると共有が見られません)
Windowsから接続してみる。
IPアドレスで接続してみる。
Windowsキーを押しながらRを押して「ファイル名を指定して実行」を出し
名前のところに\\設定したIPアドレス を入力して「OK」ボタンを押します。
共有フォルダ(ここではshare1)が見えればクリックしてフォルダの中に入ってください。
フォルダやファイルが作れたら完成です。
ネットワークドライブに追加
NASにアクセスを簡単にするためにネットワークドライブを追加します。
PC(マイコンピューター)から「ネットワークドライブの割り当て」をクリックします。
ドライブはここでは「Y:」になっていますが、最初は「Z:」になっているかもしれません。好きなドライブ文字を指定して「参照」をクリックします。
ネットワークの中にXIGMANASが見えたらクリックして「share1」をクリックして「OK」ボタンを押します。
「完了」ボタンを押します。
PCの中にドライブが出来ています。これは再起動しても残ります。