目次(クリックで展開)
準備編の続きです。
ここではZOOMの設定とおすすめ設定・練習などを説明しています。ここから見ていただいた方は「ZOOMでWEB会議を始めよう(準備編)」を先にご覧下さい。
とりあえず正しく動作するか確認。
細かい設定はちょっと置いておいて、ひとまず会議を開いて見てカメラとマイクが正しく動作するかを確認してみましょう。
「新規ミーティング」をクリックします。
インストールされているウィルス対策ソフトからWEBカメラに対する警告が出る場合がありますが、アクセス許可してください。
マイク・音声のチェック
「コンピューターでオーディオに参加」をクリック
音が聞こえなかったらスピーカーを選択しなおしてみてください。
声を出してその声が聞こえたらOKです。聞こえなかったらマイクを切り替えてみてください。
スピーカーとマイクは良好です。と出ればOKです。「コンピューターでオーディオに参加」をクリックしてください。
映像(カメラ)のチェック
画面が写っていればOKです。
もし、画像が写っていなければ画面左下のビデオのアイコンの上向き三角を押してカメラ名を変えてみてください。ここでは私のテスト環境で色々なカメラが表示されていますが皆さんのはこんなにたくさんないはずです。
なお、マイクとカメラに赤い斜線が入っている場合、ミュート状態で画像も音声も出力されていません。クリックすると解除されます。
おすすめの設定
これで会議は始められますが、おすすめの設定を数点書いておきます。
バーチャル背景
大きくて綺麗な家に住まわれている方なら背景が写っても問題ないでしょうがあまり背景が綺麗ではない場合、バーチャル背景で写っている背景を仮想の背景に変えましょう。本格的に行うのなら背景にグリーンの布を張ってクロマキー撮影を行うと人物が綺麗に浮かびます。最近はAmazonなどでこのグリーンバックを比較的安価に購入できます。筆者も購入してみましたが失敗しました。横幅1.5mのものを購入したのですが、下の写真のように横幅1.5mではカメラの画角の方が広くてグリーンバックの横幅が足りなくなりました。また布の折りシワで背景が切れてしまったり風が当たると背景がユラユラ揺れたりしますので扱いは結構難しいです。
ZOOMではグリーンバックを使用しなくても自動的に判定してバーチャル背景を作ってくれます。現在筆者はグリーンバックを諦めてこれを利用しております。(解決しました。詳しくは追記で)ただし体を動かしたときに体の一部が判定のミスで消えてしまうような事が起こります。
画面左側のグリーンバックが切れており、右側は折りジワで影が出来て影が黒くなっています。このままでは綺麗な背景になりません。グリーンバックにアイロン当てて、背景に光を当てるとなんとかなりそうですが足りない部分はなんともし難いです。
追記:2021/02/17
グリーンバックにアイロンを当て、OBSスタジオのVirtualCameraで切れた部分をカット(クロップ)した後にOBSスタジオで背景を追加すると綺麗にグリーンバックでバーチャル背景が付きました。これでグリーンバックを買い替えなくても済みそうです。なお、グリーンバックのスタンドの水平ポールにアルミパイプ(16mm)を差し込み延長して、グリーンバックを横長にしてほぼ画角一杯に入るようにしています。
グリーンバックを再利用しましたが、正しく使えばやはり綺麗に背景が抜けてくれます。OBSスタジオのフィルターのクロマキーを使うと細かくグリーンバックの調整が出来ます。
このように背景を南国に変えたりできます。これは付属している画像ですが、インターネットでバーチャル背景をダウンロードしたり自作する事も可能です。
バーチャル背景の変え方です。ビデオのアイコン横の^マークをクリックして「バーチャル背景を選択」をクリックします。
お好きなバーチャル背景を選んでいただければ変わります。自作の背景などを追加する場合は+ボタンを押して追加してください。またグリーンバックを準備出来る方は「グリーンスクリーンがあります」にチェックを入れてください。
左右が反転している?
ZOOMでWEBカメラを利用する時に2種類の接続方法があります。
- ドライバだけインストールしてWEBカメラとZOOMを直接接続
- WEBカメラからユーティリティを経由してZOOMに接続
1の場合、画像のタイムラグは少ないのですが画面が左右反転しているように見えます。画質の調整は少ないですがZOOMで行います。2の場合、タイムラグが生じることとユーティリティを起動しておく必要がありますが、ちゃんと鏡を見ているように映ります。またユーティリティより細かい画質調整が出来ます。
WEBカメラの画像は反転しているように見えますが向かい合っている相手から見えている画像ですので会議参加者の皆さんはそのように見えています。ただ普段鏡とかスマホの自撮りを見ているとモニターとして見るWEBカメラの画像には違和感があります。
私の環境では一番上の「HD Pro Webcam C920」が1のドライバだけの接続方法で青色反転している「Logi Capture」がユーティリティ経由の接続方法になります。
1の方法でも鏡面を見ているように見えるように出来ます。
ビデオアイコンからビデオ設定をクリックします。
「マイビデオをミラーリング」にチェックを入れると画像が左右反転します。背景の文字は反転して見えますが、会議をしている接続者にはちゃんと文字が読める方向(カメラを通してみたミラーリング前の画像)になっています。
カメラ無しの会議参加に静止画等を表示する。
カメラ無しで会議に参加すると黒い画面に名前が表示されるだけになります。それでは味気ないのでそれを静止画に表示させる方法です。
起動直後の画面からアイコン画像の下の設定(歯車)ボタンを押します。
左側の一覧から「プロフィール」を選択しアイコン画像をクリックします。
「写真を変更」をクリックして写真を入れ替えします。「保存」を押して終了します。
これがビデオ無しの時に表示される静止画となります。改ページ
ZOOMで会議の練習
ZOOMの機能を習得するために色々な機能を使って慣れていきましょう。他の方の会議に参加している状態では練習も出来ませんが、一人ぼっちの会議ですので気楽に練習できます。
なお、パソコンでZOOM会議を行いながら、ご自分の携帯で会議に入ることをするのも良い練習になります。
画面共有
画面下の「画面の共有」ボタンを押すと画面共有が出来ます。初期値では会議の主催者が議長となって画面共有出来るようになっていますが画面共有の^マークを押せば参加者にも画面共有できるようになります。下の図では私の環境が2画面なので画面共有が2つあります。画面共有はその名の通りパソコンやタブレット・スマートフォン等の画面を共有できます。
ホワイトボード
昔ながらの議題にそって書記が発言などを書き留めて行くイメージですがWEB会議では全員が加筆・修正などできます。
バーチャル背景としてのPowerPoint
私が良いなと思ったのは「バーチャル背景としてのPowerPoint」です。ごらんのようにセミナー講師風に出来ます。右下に小さく講師の顔も表示できます。PowerPointの次のページにも移動できますので、これは使えると思います。
会議の招待
参加者アイコン横の^ボタンを押して「招待」をクリックします。
メールのタブを選択し、「デフォルトメール」をクリックします。筆者はデフォルトメールをThunderBirdにしていますのでThunderBirdが起動してメールが作成されます。
ZOOMミーティングに参加するリンクとID/パスワードが入ったメールが作られますので会議内容などを追記して宛先を指定して送信します。
メールを受け取った方はリンクの方をクリックするとミーティングIDやパスコードを入力する必要がありませんので、こちらをクリックする方を推奨いたします。リンクをクリックしても接続できない方はZOOMのシステムを起動してミーティングIDとパスコードを入力して会議に参加します。
ミーティングをスケジューリング(会議予約)
起動画面でスケジュールをクリックします。
トピック・開始日時等を設定します。筆者はGoogleカレンダーを使用しておりますのでカレンダーはGoogleカレンダーを指定しています。カレンダーにも予定が記入されてアラームも出してくれるので非常に便利です。